補習校を辞めたいと思うことってあるの?

あるよ!
3ヶ月通ったけど、正直いま辞めたいと思ってる…
本記事では、アメリカの日本語補習校に3ヶ月通って辞めたいと思った理由について深掘りしています。
我が家はアメリカに住んでいて、いま長女が小学4年生、次女が小学1年生です。
長い間補習校に通っていませんでしたが、次女が小学1年生になった4月から姉妹そろって日本語補習校に通っています。
そして通い始めて3ヶ月たったいま、正直に言うと辞めたいと思っています。
ただし、辞めていません。
そのどちらの理由も、通ってみるまでは1つも想像できていなかったものでした。
我が家が通っているのはアメリカにある、片道1時間半の大きな補習校です。
国や学校の規模によって事情は違うと思いますが、通う前に知りたかったことを全部書きました。
ぜひ参考にして下さい。
- 海外で子供を補習校に通わせるか迷っている人
- 補習校に通い始めたけれど、辞めようか迷っている人
- 補習校の宿題や当番が、実際にどれくらいの負担なのか知りたい人
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補習校を辞めたいと思う4つの理由
3ヶ月補習校に通ってみて、辞めたいなぁと思っている理由は以下の通りです。
①宿題が現地校の宿題と二重になる
1つめが宿題の量です。
「宿題が大変」というのは通う前から覚悟していましたが、量の見積もりが甘かったというのが正直なところです。



具体的に言うと、
小4の宿題が毎日やらないと終わらない量なんです
補習校は週に1回だけで日本のカリキュラムを進めるので、そのぶん家庭でやる量が多くなります。
小4の長女は、毎日やらないと次の土曜までに終わりません。
しかも長女はこれを、アメリカの現地校の予習や復習と並行してこなすことになります。
我が家にとってはここが一番の負担でした。



一方、小1の次女はまったく違う状況
小1の宿題は量が少なく、正直に言って楽勝。
同じ補習校に同じ日に通っていても、学年でここまで負担が変わるのです。
| 学年 | 宿題の量 | 家庭での負担 |
|---|---|---|
| 小4 (長女) | 毎日やらないと 終わらない | 現地校の宿題と 二重 |
| 小1 (次女) | 少ない | ほとんど 無い |
宿題という面だけで見れば、低学年のうちに通い始めるほうがずっと入りやすいと感じました。
ここで1つ問題となってくるのが、姉妹で宿題の量が違うと上の子の機嫌が悪くなるということ。
兄弟姉妹で通わせると、家の中に宿題量の格差が生まれるのです。
次女はさっさと終わらせて遊んでいて、その横で長女だけが毎日机に向かっている。
結果、小4の長女がいつも機嫌が悪いのです。



同じ日に同じ学校へ行ってるのに、帰ってからの負担が全然違う…
宿題の量そのものより、家の中の空気まで変えてしまうのは想定外でした。
兄弟姉妹で通わせることを考えている場合は、ここを先に知っておいて下さい。
②友達の輪に入るのが思っていた以上にしんどい
2つめが、子供が友達の輪に入っていくのに苦労しているということです。
元々補習校に通い始めようとしたきっかけの1つが、新しい日本人のお友達ができたら良いなぁという期待でした。
駐在が長くなってくると周りの日本人のお友達はどんどん本帰国してしまいますよね。
だから補習校で別の日本人のお友達ができたらいいな、という気持ちがあったんです。
日本人のお友達を作るのは簡単だと思っていました。
なぜなら一時帰国での成功体験があったから。
我が家は毎年の一時帰国で長女を日本の小学校に体験入学させていますが、そこでは長女はいつもすぐに馴染んでいました。



アメリカから来た子は、いわば転校生。
クラスのみんなが珍しがってあっという間に囲んでくれます。
数日しかいないのに友達ができて帰ってくるので、私もこの子は環境が変わっても大丈夫なタイプだと思っていました。
しかし、海外の補習校では新しく来た子に誰も特別な興味を示しません。
駐在で来る子も帰る子も毎月いるので、新しい子が入ってくること自体が日常だからです。
つまり誰も特別な転校生扱いをしてくれません。
そのうえ補習校は、近所に住んでいる子同士や小さいころから通っている子同士ですでにグループができあがっています。
そのグループが崩れることは、なかなかありません。
| 一時帰国の 体験入学 | 補習校 | |
|---|---|---|
| 周りから見た立場 | 転校生 | よくいる新しい子 |
| 周りの反応 | 珍しがって囲んでくれる | 特に反応はない |
| グループ | 期間限定なので開いている | すでに固まっている |
| 馴染むまで | 数日 | 3ヶ月たっても道の途中 |
3ヶ月経って話せる子はできましたが、自分から誰かに話しかけるのが苦手な長女は話しかけられ待ちのまま。
誰からも話しかけられない日は先生としか話さない日もあるそうで……。
今日は誰とも話せなかった
こんな言葉を聞くとこちらも悲しい気持ちに。
しかも長女はいま、アメリカの現地校でも仲の良かった子とクラスが離れてしまい、そちらでも友達作りで苦労している最中です。
平日は現地校で、土曜は補習校。
ずーっと友達作りを頑張っている。
これは長女にとっていい試練でもあると思うので、乗り越えてもらえたらとは思っています。



ですが、正直見ていてかわいそうだと思う気持ちが大きいです
しかし、一方の次女はお友達関係でまったく困っていません。
次女はまだ小1ですし、彼女自身誰とでも話せるタイプなので同じ補習校に同じ日に通っていても完全に無風。
何が言いたいかというと、補習校が冷たい場所だという話ではないということ。
自分から輪に入っていける子なら、補習校は何の問題も起きない場所です。
| 長女(小4) | 次女(小1) | |
|---|---|---|
| 宿題 | 毎日やらないと終わらない | 楽勝 |
| 友達 | 輪に入るのがしんどい | 無風 |
宿題も友達も、姉妹で正反対。
同じ日に同じ学校へ通っているのに、中身はまったくの別物でした。
③土曜日が丸ごと消えて、休みが週に1日しかない
土曜日が丸ごと消えて休みが週に1回しかないことは、親の私以上に子供のしんどさにつながっていました。
我が家は補習校まで1時間半かけて車で送っていっています。
朝家を出るのは7時過ぎと、なかなか結構早い時間。



月曜から金曜まではアメリカの現地校、そして土曜は補習校…
つまり子供たちの休みは、日曜日の1日だけなのです。
週に6日学校へ行くというのは、大人で言えば週休1日で働くのと同じこと。
近くに補習校がない場合、親の送迎の負担ばかりを考えてしまいますが実際に週6日通うのは子供の方だということはよく覚えておくべきです。
子供のお友達のお誕生日パーティも、土曜の習い事も入れられません。
実際にプレイデートは目に見えて減りました。
我が家はアメリカでの現地の生活も大事にしたいと思っているので、ここはいまも痛いところです。
④理科と社会は、結局そのまま残る
4つ目は、補習校に通い始めても結局理科と社会に関しては家庭学習が必要だという点です。
我が家が通う補習校で授業があるのは、いまも国語と算数だけ。
日本の学校では小学3年生から理科と社会が始まりますが、その分は補習校では埋まりません。
しかも困ったことに、我が家には理科と社会の家庭学習を回す余白がなくなっていました。
長女が小4になって現地校での勉強が大変になったり、補習校の膨大な宿題がのしかかってくるからです。
忙しくなれば、当然イライラすることも増えます。
そうなると、親子で机に向かうこと自体が以前のようにはいきません。



できる・できないの問題じゃなくて、お互いの機嫌の問題に…
補習校に通いながら、理科と社会をどうやって埋めるか。
いま我が家が正面から向き合っているのが、この問題です。
▼補習校で埋まらない分をどうするか


保護者の負担は、思っていたのと違った
ここまで子供の話が続いたので、次は親の側の話にも触れておきます。
役員にならなくても当番は2〜3ヶ月に1回
我が家は補習校の役員になっていません。
それでも2〜3ヶ月に1回、何かしらの当番が回ってきます。
| 当番の種類 | 中身 |
|---|---|
| 低学年クラスの補佐 | 先生の手伝いをする |
| 安全当番 | 校内のセキュリティを見る |
| 図書館 | 貸し出しの手伝い |
| イベント | 行事の運営を手伝う |
どれも重労働ではありません。
ですが当番の日は、親もその日1日は補習校にいることになります。
片道1時間半という距離を考えると、当番の日は本当に丸1日仕事。
大きい補習校なら父母会が軽い、は通用しなかった
規模が大きい補習校なら父母会の負担は軽いとずっと思っていました。
我が家が通っているのは大きな補習校なので、役員も当番も回ってこないだろう、と。



大きい学校だから大丈夫、は通用しなかった…!
補習校の規模で父母会の負担を判断すべきではないです。
これから通わせる方は、役員とは別に当番があるかどうかを必ず確認してみて下さいね。
当番以外で他の保護者と話すことはほぼない
保護者同士の付き合いに関するトラブルは全く感じていません。
結論から書くと、当番以外で他の保護者と話すことは、ほぼないからです。
送って迎えに行くだけで、ママ友の輪に入らなければいけない場面はいまのところ一度もありませんでした。
補習校は保護者付き合いが大変そう…と身構えてしまいますが、我が家の場合は心配すべきだったのはそこではありませんでした。
それでも補習校を辞めていない3つの理由
ここまで辞めたいと思っているのに我が家がまだ補習校を辞めていない理由は、以下の3つです。
第三者の目があると子供は勉強を頑張るから
一番大きいのは、やはり勉強の面です。
先ほど書いた通り、我が家では親子で家庭学習を回すのが難しくなっていました。
ところが、補習校に通い始めてから長女は漢字テストのために自分から勉強するようになりました。
日本の都道府県も、一生懸命に覚えています。
親が言っても喧嘩になるだけだったのに、先生という第三者の目が入るだけで、こんなに変わるのかと思いました。



テストのために頑張るっていう経験、家庭学習だけでは絶対に作れなかった
日本にいれば当たり前にある経験ですが、海外の家庭学習ではこれが本当に作れません。
点数が出て、そこに向けて準備をする。
この経験そのものが、我が家にとっては補習校の一番の価値でした。
補習校でバスケが出来るから
我が家が通う補習校には、バスケの団体があります。
日本の学校の部活のような形で、補習校の子供たちがバスケに通えるのです。



これは完全に想定していなかったメリット!
海外にいると、日本語で運動系の習い事ができる場所はほとんどありません。
現地の習い事に入れることはできますが、あくまで「楽しむ」もの。
技術そのものを教えてくれるわけではないことがほとんどです。
日本語の指導が受けられて同じ立場の子たちと体を動かせる場所。
補習校は勉強をしに行く場所だと思っていましたが、それだけではありませんでした。
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夫婦の時間が出来たから
これは我が家の事情ですが、土曜日が夫婦の時間になりました。
というのも、次女が小学生になって姉妹そろって補習校に通えるようになったからです。
もしも次女が就学前で補習校に行くのが長女だけだったら、親子3人で土曜日の時間を過ごすことになっていました。



正直に言ってしまうとそれは大変だなぁと感じていた…
次女の就学を待って補習校に入れたことで、子連れではまず行かないダウンタウンを夫婦で歩いたり、カフェでゆっくりしたり。
近所にはないトレジョまで足を伸ばして、時間を気にせず買い物をするのも楽しみになりました。
次の旅行をどうするか、腰を据えて話せるのもこの時間です。
補習校に通った方がいい家庭・通わなくてもいい家庭
3ヶ月通って、はっきりしたことがあります。
それは、補習校が合うかどうかは学校ではなく子供で決まるということです。
我が家は同じ日に同じ補習校へ姉妹を通わせて、宿題も友達も正反対の結果になりました。
だから学校の評判や規模を調べても、あまり意味がありません。
補習校に通った方がいい家庭
補習校に通った方がいい家庭は以下の通りです。
- 親子で家庭学習を回すのが難しくなってきた
- テストや締め切りがないと、子供が勉強に向かわない
- 子供が自分から友達に話しかけられるタイプ
- 下の子も一緒に通える年齢になっている
一番大きいのは、1つめです。
親が言うと喧嘩になってしまう時期に入っているなら、第三者の目がある場所を作る価値があります。
実際、我が家が辞めずにいる一番の理由がこれです。
そして3つめ。
自分から輪に入っていける子なら、補習校は日本語で友達を作れる場所になります。
補習校に通わなくてもいい家庭
補習校に無理をしてまで通わなくてもいい家庭の特徴は以下の通りです。
- いま親子で家庭学習が回っている
- 週6日通うことが難しそう
- 片道1〜2時間以上かかる
- 理科と社会の学習も求めている
最後の1つは、特に気をつけて下さい。
多くの補習校は国語と算数しか授業がないので、理科と社会を目的に通っても埋まりません。
そこはオンライン教材や通信教育の方が現実的です。



通えば全部解決すると思っていたけど、そんなことはなかった
そして、いま家庭学習が回っているなら無理に通う必要はないでしょう。
我が家も長いあいだ、家庭学習だけでやってきました。
家庭での日本語学習をどうするか


海外の日本語補習校に通ってみた我が家のまとめ
「補習校には行かない」と思っていた家庭が実際に補習校に通い始め、3ヶ月で分かったことは以下の通りです。
これを踏まえて、積極的に補習校に通うべき・無理して通わなくても良い家庭の特徴は以下の通りです。
我が家は辞めたいと思いながらもまだ通っています。
秋のサンクスギビングの頃にクラスのみんなで協力するイベントがあるので、そこまでは続けてみようと決めているからです。
クラスのみんなで1つのものを作り上げる経験は、話しかけられ待ちのままの長女にとって大きいはずです。



ここで何か得られたら、また景色が変わるかもしれない
このように、辞めるか続けるかで迷っているときは、「次の行事まで」のように区切りを決めてしまうのがおすすめです。
期限が決まっていれば、しんどい土曜も「あと何回」と数えられます。
そして区切りが来たときに、もう一度考え直せばいいだけ。
補習校に通うか通わないかは、教育方針ではなくいまの家族の形と、その子の性格で決まります。
だからいま迷っている方も、いまの状況で決めて大丈夫です。
数年後に状況が変われば、同じ理由が違う答えを出してくれます。
我が家の体験談が参考になりますように。
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